思いがけない再会

久しぶりに開いた五井先生の本「日々の祈り」。
そこに母がいた。
ガタガタとした青色の文字。
母の筆跡だった。

まだ祈りを知らなかった母に読みなさいと薦めた本。
一日一頁の構成で五井先生のみ教えが各頁にぎゅっと凝縮されているので、読みやすいと思ったのだ。
最初は胡散臭げな様子だった母も自ら読むようになり、いつしか一緒に祈るようになった。

本の冒頭に白光のみ教え「人間と真実の生き方」が掲載されている。
そのなかの漢字に母がルビをふっていたのだ。
母はよく「自分は学がなくて頭が悪いから漢字が読めん」と情けなさそうに言っていた。
劣等感の固まりだった母、
かつてはそんな母にイライラしたものだったけれど。

今はただ会いたいなぁと思う。
死んでしまえば親も友達のようなもの。
まぁそう遠くない未来に会えるでしょう。

ちょっとだけ一人が寂しいこの夜です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

いつも神様と一緒