演じることは愛すること

♯1
人間て
相手に自分の思いを投影して見ている

演じるって
別に本当にその人のことを好きになる訳じゃなくて
自分の中の思いを
相手に投影することなんだ

日常の中で
相手や環境によって
自分の中の思いが引き出されるように

それを意識してやるのが
演じるということ

カンダタはいつもどういう思いで
人を、世界を眺めていたか

恐らくは憎んでいた
私が誰かを憎んでいたように

お釈迦様はそんなカンダタを
私たちが世界の平和のために印を組むときと同じ
救いたいという思いと哀しい思いで
ご覧になっていたと思う

私のなかにあるものを
カンダタに投影すればいい
お釈迦様に投影すればいい

それなら
出来るんじゃない?

楽しんでいこう!

♯2

私は彼になれる

彼の思いの波を
私に投影すればいい

人と人は思いの波で繋がっているから

自分が体験したことのない思いを
誰かからもらうこともできる

ブロックしなければ

好きな人の空気を纏うのは
悪くない気持ちだ

そうやって私も丸くなっていく

合うことはもう
怖くない

♯3

私は肉体を
美しい女性にすることができる

みずみずしいあどけない男の子に
することもできる

マッチョな男性はちょっと難しいけれど

自分の想念に投影するだけなのだから

出来ると思うことは
叶うのだ

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