神聖に触れる
#1
心ではなく
そのもっと奥の
神聖に触れることが
私の役目
#2
社会に出た頃
会社のノリが嫌だった
面白くもない宴会
当時は新人の一気飲みとか芸をするとか
そんなことをやっていた時代で
嘘がつけない私は
冗談も言えなくて
すぐに真に受けて
つまらないやつだと思われていた
そんなつもりはないのに
俺をバカにしているだろうと絡まれ
嫌な職場だったけど
そこに馴染めない自分を情けなく思っていた
私が悪いんだと
何かがたりないんだと
周りに馴染めない私を
駄目なやつだと思い込んでいた
でも今思うと
この誠実さは
神聖に繋がるものだったと思う
いつも何かしよう何か出来ないかな
何も出来ない私は駄目だな
そんな思考回路だった
神聖を知らなかったから
昔の私に言いたい
私はあなたを美しいと
誇らしく思います、と