ドラマ「中学聖日記」

せっかくTSUTAYAの会員になっているので、チェリマホばかり観ていないで他の物も観て観ようとして選んだのがこれ。
ずっと気になっていたので。

ストーリーはまぁ普通なのだけど(まだ一話しか観ていないけど)
普通の心の動きをとらえることが日常ではなかなかできないことだし
(人は心を隠す傾向があるし忙しいから)
表現して伝えることもなかなかできないことだ

進撃みたいに緻密に世界を構築した話も好きだけど、
こういう心の動きを掬いあげるような話も好きだ

映像もどこか古い日本らしくて、映画っぽくて好き

物語を書く人も映像を撮る人も俳優さんも
やっぱり繊細でただならぬ表現者なのだと思う

ドラマはそれぞれの立場が何を感じて行動しているかわかるから
ぜんぶ赦せてしまう
裏ではみんな仲良しなんだしね

私たちも神界ではみんな仲良しなのに
敵を演じたり恋を演じたりしている
まさに現実は儚い夢の世界だね

現実もこうやって筋書の見えないドラマだと思えば
きっと全部赦せる

さて、このドラマ、町田啓太くん(チェリまほの黒沢君)が出演していた。
主人公の恋人役で、イケメン商社マンで、自分よりも生徒を選んだ彼女から心が冷めていく
普通のプライド高い男性を演じていました。
これを観てもそれほど彼に惹かれなかったと思うから、
やっぱりどんな役を演じるかって、役者さんにとっては大事なことだね

でもこのドラマの町田さんは好きじゃないけどチェリまほの町田さんは好きってくらい
まさに狙い通り、制作側の意図にのせられているわけで、
いや、やっぱりプロってすごいなと思ったのでした。

このドラマの思春期の男の子もストレートで好きだし
ストレートに存在していていい役者の世界って素敵だなと思う。

ま、でもやっぱり役に恵まれることが大事だね。

伝えられる表現をするにはやっぱりまず感じることだよね
登場人物が何を感じているか読み取れないと形にできない

このこころのゆらぎを
映像を止めてみたり、ブラックアウトしてみたり、不安定な光を映したり
そうやって、見ている人に心のゆらぎをひき起こす

人はいろんな方法で表現を追求しているんだね

仕事しているとどうしても情報収集&処理で頭が働きがちだけど
こういう感性の方が気持ちを伝えるためには大事なことだ
登場人物の心を観ること

そんなわけでドラマを観るのも
悪くないね
素人の映像観るより参考になる

新たな愉しみを見つけた私でした

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