さよなら、田んぼ

昨日は常滑に小麦を収穫をしに出掛けた。
4か月振りの再会。
何もしていないのに立派に育っていた。

田んぼの小麦

やり方がわからないだろうということで先生が付き合ってくださった。

量が少ないので穂刈り(ハサミで穂の部分を刈り取る)。
これを一粒づつ脱粒、脱穀し、中の実を取り出して乾燥させる。
一部は種として冷蔵庫で保存し、残りは製粉する。
製粉機は先生のご自宅にあるものをお借りする予定。
脱粒脱穀は木槌で叩くとよいとのことですが木槌がないので、他のやり方で試してみる。
トンカチでは粒がつぶれてしまうのでよろしくない。
以下のページを参考にやってみるつもり。
小麦の脱穀 ←クリックしてね

米も麦も育てるのは難しくないけど、食べるまでが大変!
けれど野菜と違って保存がきくので、自作できると食べることの心配は随分解消される、とのこと。

しかし一年分のお米を育てるのは、結構大変なのだ。

そろそろ田植えの時期だけど、1年分ともなると植え付けも大変。
手作業で、水に浸かっての作業だからしゃがみこめないし。とにかく暑いし。
一旦作業を始めると、休憩のために移動するのも難儀で頑張ってしまう。
夏の草刈りもしんどかったな。。

こうして振り返るとお米作りは結構大変だったという印象。今の畑は楽しいのに。
草刈りなど、ひとりでやってたからかな。
場所が遠かったという話もある(^^;

田んぼ予定地(左)
右端に見えるのが普通の田んぼ

自然農の田んぼ予定地と、水耕栽培の田んぼ、比較すると面白い。
自然農の方も水は張るけれど、土地が肥えすぎて病気の稲が多かったから、水の量を減らすとおっしゃっていた。
また夏ごろ観にこようかな。

お米同様マルチに使おうと小麦の茎も貰ってきた。
先生にはお土産にラベンダーの苗とにんにく、先生の畑でとれた大麦の茎を煮沸した天然のストローをいただいた。
田んぼの小麦は軸が細くてストローにするには不向き、かなりの肺活量が必要そう(◎_◎;)

先生の畑は広くて、草がぼうぼうと茂った中に野菜が育っていて面白かった。
麦、玉ねぎ、かぼちゃ、ピーマン、にんにく、大根、みかん、etc
自然農園と違ってほぼ雑草のマルチでおおわれている。
当然草の下は湿気があるが、多分マルチの層が厚いのと水はけがよいのと日当たりがよいので、虫害もさほど問題ないとのこと。
水以外にもいろんな条件があるから、絶対こうすればよいというものではなくて、土地に合わせて対応するしかないみたい。
保水をする方法、逆に乾燥させる方法、風や虫から守る方法、など、いろいろ体験して身に着けていくんだろう。

畑の見学の後は近くの倉庫でしばらく雑談していたら、ご近所のおじさんがやってきて、炊飯器はないかとおっしゃる。
保温でにんにくを発酵させて黒にんにくにするために使いたいらしく、先生のところにくれば、いらない炊飯器があるだろうと考えたらしい。
にんにくは片の大きなものを選んで9月ごろ植えると、結構手がかからずに収穫できるそうです。
月収10万円なんですよーという話をしていたら、田舎(こっち)にくれば畑つきで家を安く借りられるからいいんじゃない、とおっしゃる。
今はこっちで試してみたいことがあるからな、、どうなることやら。

野良仕事の後は本当に眠くって、今日も帰りの車の中、BOOMの歌を熱唱して帰ってまいりました。

「I’m in love with you」 ←クリックしてね。
この曲を始めてきいたとき、この献身的な愛し方に圧倒されました。

「明日からはじまる」 ←クリックしてね。
…泣けます。

さて、帰宅したらまず小麦を天日干し。
本当は殻を取ってから乾燥するとよいそうですが、今日はもう無理、というか、なんだか毎日忙しいので、いつやろう。。とちょっと困惑している。
小麦の粒は冷蔵庫で保管して来年また、育てるかな。
我が家の小麦はまだ色付いていない。田んぼと違って日当たりがよくないからじゃないか、とのこと。
この子が実ったら脱穀しよう、そうしよう。

田んぼのそばにあるオブジェ

フリーの大変さをしみじみ感じる今日この頃。
考えなきゃいけないことが沢山あるのにどれも中途半端だし、特別スキルがある訳じゃないから今から身につけないといけないことだらけで、かといって会社で無理難題を当たり前のように押し付けられるのもしんどいし、もうパートのおばさんでもいいかなぁ…なんて。
がんばれなくなったなぁ。

ちょっと弱気な今日この頃です。
自分の道が見つかるかどうかわからないけど
もう無理して合わせることもできそうにないから、
ほそぼそとでもやっていく。

昨日の収穫で田んぼの作業もひととおりおしまい。という訳でこのタイトル。
来年はどうなるかわからないけれど、多分、まだ、再開できないだろうな。。
先生、元気でいてね。