一日ファーマー

夜10:30。
今、目の前に稲の束があります。
先ほどまで「穂刈り」をしていました。

今日は自然農の稲刈りの日。
8月以来の田んぼでしたが、夏、草刈りをしっかりしたにも関わらず、稲以外の草が稲と同じくらい繁殖していて、あぜんとしました。
まぁこれが自然の姿なのでしょうけれど。
稲は刈って束にするのですが、稲以外のものは極力混ぜたくないので、まずは草刈り。
いよいよ稲刈り。背丈をだいたいそろえて束にしていきます。
いろいろな種類のお米が混じっていて面白いのですが、種類ごとに分類して束にしていたらすごい時間がかかりました。
教えていただいた話では、ハッピーヒル、御神米(多分こんな字)、黒米、赤米、などなど。
黒米(長粒種)は、「はざかけ」してひと月も置いておいたらほとんど粒が落ちてしまうそうで、「穂刈り」ということをします。束にしないでの穂の部分だけを刈るのです。

↓はざかけ(イメージ)
はざかけ

※自分たちの田んぼの写真を載せるといいのですが、作業中は手が泥で汚れているので、スマホを触りたくないのです。

~「はざ」の立て方~
三本の棒をクロスした支柱を両端に立てる
その間に横棒をかける
支柱は、二本の棒をばってんにして、もう一本はその支えのようなもの
横棒が支えの一本に触れないようにする(二本のばってんの間に横たえる)

穂刈りを現地でやっている時間が無かったので、適当に束ねて帰宅してからやってました。
昨日100均で買ってきた小松菜と青梗菜とパクチーの種を庭に播いてみるつもりだったので、茎の部分は自宅の庭に播いて、残存エネルギーをいただくことにします。

穂刈りしたら乾かして脱穀し、もみ殻を取って、玄米になります。
今度は籾摺りです。。。

たった3×5メートルの区画なのにすごく大変でした。
機械を使わないのでね。
自然農で大きな田んぼをやっている方々ってすごい。。
今、部屋の中に稲の生命エネルギーを強く感じます。
すごいなぁありがたいなぁとは思いますが、毎日田んぼ仕事は大変です。
姿勢が固まるので仕事のあと、とてもくたびれるのです。
作業途中のストレッチが必要ですね。どんな仕事もそうなんですね。
そして、今藁の束でぱちぱち音がしている。虫がいるんだね。。うちの中なんだけど。

明日にでも近所の神社に、持ち帰ったお米をお供えしようと思います。
きっとよろこんでくださる。

自然農をやっている方達は、衣食住に対する意識が強くて、
みなさん手作りのお弁当を持ってらっしゃいます。
それも自分の畑でとれた野菜だったりします。
私はサボってコンビニのおにぎり一個でしたが、眺めていたらいいなぁと思って、
帰宅してから料理しました。
やっぱり自分で作ったものをいただくのは安心できて満ち足りた気持ちになりますね。
どんなにがんばって作っているお店のお料理よりも、家庭料理の方がずっといいです。
私ももうちょっとがんばるか。

そんな訳で今日は稲のエネルギーのお陰でまだ元気です。
でもそろそろ眠らなくては。明日も仕事だー。

ブオナノッテ!(おやすみなさい)

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