体のこと

耳鳴りは相変わらずあります。
何かに集中しているときは消えてなくなるのに
祈ろうとするときなと耳障りで集中できなくて辛かったです。
でも今はあっても気にならなくなりました。

先日の祈りの集会で、膵臓がんでなくなった方のことを知る機会がありました
彼は積極的な治療をせずただ痛みを最低限抑えるための施術はしましたが
最後まで誰の世話にもならなかったそうです。

彼の日記には誰にも語らなかった苦しみも書かれていましたが
そこに向き合う自分の不思議なほどの静けさとか無邪気さとか穏やかさとか
そういうものを俯瞰して書いておられる姿が目に浮かんで
(もちろんお目にかかったことはないですが)
あらためて病気のあるなしなど、人間の価値には関係なくて、
ただ自分の生を完うしようとする、その真摯な姿が美しくて愛おしくて
その内なるものこそに価値があるのだと感じました。

そのおかげか、自分の体の変化も、少しづつ楽しめるようになってきました。
髪を染めるのをやめたので随分白髪が目立つので
みっともないという人もいるのです。
でもきちんと手入れすれば自分の体に愛着がわいて、表情も柔らかくなります。

年を取った今なおさら、
きちんと自分と向き合って、肉体ももう少し手入れして、自分を慈しみたいと思います。

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