キバタン

春日井市の中心あたりにある、The Mall 春日井。
現在50である私が小学生のころから営業していたデパートですが、今年2月で閉店となります。
実はここ、ほぼ毎月通っていました。
利用している銀行のATMが集中して存在していたことと、なによりここのペットショップがマニアックで好きだったからです。
イオンのペットショップにはいないような動物(ヤギ、ブタ、オウム、九官鳥、ザリガニ…)が触れ合える距離で飼育されていたのが、このお店の魅力でした。
でも同時に閉店。何よりそれが悲しくて悲しくて。

さて、ここにキバタンという種類の鳥さんがいらっしゃいます。
ググってみた。

キバタンの大きさは50㎝ほどで、体重は800g前後です。
コンパニオンバードとしてポピュラーな セキセインコ の体重は約35g、中型の オカメインコ でも80g~180gであることから、キバタンがいかに大型な鳥類であるのかが分かります。
寿命は野生化では20年~40年、飼育下では50年~70年も生きることのある長寿の持ち主です。
性格はとても明るく、好奇心が旺盛です。
とても賢いため、人間に懐くと色々な遊びを覚え、おしゃべりやダンスなどの芸を披露してくれる子もいます。
一方で甘えたがりな一面もあり、撫でてもらうことも大好きです。
声が大きい。

上記のとおり、かごを覗くといつもすり寄ってくる。
目の下、耳のあたりをかきかきするととても気持ちよさそうにじっとしている。
ご機嫌なときはダンスも披露してくれる。
こんにちは、バイバイ…挨拶もしてくれる。
会うとこちらもご機嫌になって帰ってくるのでした。

閉店後、ショップの動物たちはどこに行ってしまうのか。
ショップごとどこかに移動するならよいけれど、そうじゃなかったら。

人間の都合で窮屈な檻に入れられ、不自然な環境で暮らすペットたち。
今回も人間の都合で居場所を奪われる。
彼らを物のように扱う人間の横暴さ、そのくせ彼らを必要とする人間の身勝手さにに腹がたつけれど、
こちらの思惑や感情などお構いなしに、
彼ら彼女らはいつもご機嫌に生きている。
そんな姿にいつも感動するのです。
いつもどこにいても自分であればいいんだよと教えてくれているようで、改めて彼らを尊敬するのでした。

彼らの幸せを心から心から祈ります。

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