ペンギンが教えてくれたこと

昔、『皇帝ペンギン』というフランスの映画を観たことがある。

皇帝ペンギンたちは集落を作り、足の間、お腹の下に子供たちを囲って吹雪の中何ヵ月も立ちっぱなしで子育てをする。
それだけでも凄いことだが更に驚いたのは、集落の内側にいる者たちよりも外側にいる者たちのほうが過酷な状態であるため、ペンギンたちは同心円上、螺旋状の列を作り、順番に内と外が交代できるように、少しづつ移動するのだそうである。
人間よりも知性で劣ると教えられていた動物たちの尊い行動に衝撃を受けたことを鮮明に覚えている。

人間と動物と果たしてどちらが欲望の赴くままに行動しているだろうか。
改めて人間という生き物に疑問を持つと同時に、彼らが自分で考えて行動しているとは思えない、何か大きな意志が働いているように感じさせられた貴重な映画だった。

子供のころから、人間という生き物が苦手で苦労していた。
でも今は、人間とはいかなるものか、動物と人間の違い、人間がすべきこと…様々な疑問に答えを見つけだし、神意に叶う人間でありたいと心から望んでいる。

このサイトの《如是我聞》にあるとおり、
人間とは間違うものであるが、その本心は神と全く同じであり(みんなが幸せであるように、平和であるように)、現れとして完成していないところは沢山あるけれど、そんなことは些細なことで、まず己を知ること、真実を知ることに、もっともっと関心を持ってほしいと切に願い、これからも発信していこうと思う。

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